志望動機でよくある勘違い!自己PRと志望動機の違いとは?
ユーザー視線で仕事をしましょうとよくいわれます。相手の立場になって、どんな商品やどんなサービスが喜ばれるかを想像することが大事ということです。
同様に、就職や転職で応募する際には、人事担当者の立場になってどんな応募者なら採用したいと思うかを想像してみるのはいいことです。
志望動機を書面にして提出する際に、どんな注意点があるでしょうか?
志望動機はあくまであなたの気持ちを記す書類です。
自己PRと違うというのが大切な点でしょう。
もっと具体的に言えば、「私がやりたいことや業界、仕事に期待すること、感じている魅力」などです。
一方、自己PRはというと「すでに身につけているスキルや資格、これまで学校や職場で経験して役立ちそうなこと」などを記すのがよいでしょう。 人事担当者としては、スキルと意欲は分けて考えるものです。
同じ業界での経験が長くスキルも高い人材は即戦力となります。 一方で、その同じ仕事を辞めたか、あるいはこれから辞めるつもりであるという事実にも目を留めているでしょう。
職場の雰囲気や待遇に不満があって転職を考えているのであれば、ここに就職しても何年か後には同じことが生じる可能性もあるからです。
それに対して、経験やスキルがない初心者であっても仕事にかける気持ちが強ければ、長く勤めてくれるかもしれません。
経験がないということはおかしなクセがないという白紙の状態ですので、社内教育もやりやすいでしょう。
こうした点を考えると、志望を書面にする際には意欲と自己PRを混同しないということが重要な注意点となるのです。